つづける茶山の有機ほうじ番茶
Out of stock
地域内で耕作されなくなった「茶山」を継続し、新たに自然栽培を開始した茶園で育ったお茶です。熟成した番茶を、出荷直前にじっくりと時間をかけて焙煎した「ほうじ番茶」。成熟した葉や茎・枝(ジク)を収穫・製茶後、選別せずに、まるごと焙じることで風味のバランスがとれた「ほうじ番茶」となります。
圃場の特徴は年々変化しますが、どのタイミングでも、渋みなく番茶特有のすっきりとした甘く芳ばしい香気が特徴です。今回は、しっかりめの香味になっているのだそうです。自然栽培ならではの、その年々の味わいの違いをお楽しみいただけるとうれしいです。
*このお茶は、月ヶ瀬健康茶園の自然栽培基準に基づいて栽培しています。一方で、トレーサビリティーのため有機JAS認証制度を導入し、認証を受けています。そのため、一括表示では有機JAS法に基づき”有機栽培”の表示となります。
*カフェインレス(=少ない)であり、ノンカフェインではありません。妊娠の可能性がある方、または妊娠中や授乳中の方は、念のため医師へのご相談をおすすめします。
「つづける茶山」について
近年、月ヶ瀬地域では、耕作されなくなった田畑(耕作放棄地)が増え、茶園の周囲あちこちで旺盛な笹の茂みが広がってきています。このようなひとが入ることができない茂みは、イノシシやシカのすみかとなり、獣害が増える一因に。また、陽当りが悪くなるなど、農業の営みにも大きな支障をきたしています。
「茶山」は、お茶を生産するだけではなく、昔から自然とひとが共存する場所でした。月ヶ瀬健康茶園では、
2010年頃から、余力のある限り耕作放棄された茶園の再生や継続に取組みつづけています。「つづける茶山」は、ひとの手から離れた「茶山」での栽培を継続し、それぞれの土地の個性を活かしたお茶のシリーズです。
月ヶ瀬健康茶園のこと
秋から春までの茶樹の休眠期間(冬)が長く、新茶の収穫時期が世界で最も遅い茶産地のひとつである奈良県・月ヶ瀬。月ヶ瀬健康茶園のお茶は、有機栽培や自然栽培で、月ヶ瀬の自然のリズムに合わせて茶の木が育つよう意識したお茶づくりをしています。
代表の岩田文明さんは、明治からつづく農家としては17代目、茶農家としては5代目。1984年、岩田さんのご両親が無農薬無化学肥料栽培を開始し、「月ヶ瀬健康茶園」という屋号になりました。2001年に有機JAS法が施行されたのと同時に、すべての茶園で有機JAS認証を取得されたのだそうです。
「農薬や化学肥料を使わないということは、ポジティブに考えると、自然やその土地の特徴を活かしたお茶が育つということ」。一般的な挿し木で育てるのではなく種からお茶を育てる実生(みしょう)という栽培方法や、その土地にしか育たない在来品種など、「月ヶ瀬の自然環境をいかにお茶で表現できるか」ということを第一に、お茶づくりに取り組んでいます。
月ヶ瀬健康茶園のお茶には、「自然栽培茶」「有機栽培茶」「つづける茶山」の3つのシリーズがあります。自然のリズムを大切にしたお茶づくりは、3つすべてに共通していますが、それぞれの栽培基準や役割は少しずつ違っていて、そこがまた月ヶ瀬健康茶園さんの魅力でもあります。ぜひ、こちらも読んでみてください。
原材料 /有機栽培緑茶(奈良県)
茶種 / 番茶
内容量 / 30g(2g X 15袋)
賞味期限 / 2024.2